「サロン代を節約したいから、お家でシャンプーしている」「爪切りくらいは自分でやらなきゃ」。そう考えて、がんばってお家ケアをされている飼い主様もたくさんいらっしゃいます。
けれど、実はお家でのケアは想像以上に難しく、方法を間違えるとワンちゃんの皮膚や体に負担をかけてしまうことがあります。この記事では、お家ケアで起こりやすいトラブルと、毎月サロンに通っているならお家ではブラッシングだけで十分な理由をご紹介します。
お家ケアで起こりやすいトラブル
シャンプー:すすぎ残しと乾かし不足
お家のシャンプーで最も多いトラブルが、すすぎ残しと乾かし不足です。シャンプー剤が皮膚に残っていると、かゆみや赤み、フケの原因になります。とくに毛量の多い犬種は、表面は乾いているように見えても、根元が湿ったままになりがちです。
湿った状態が続くと、蒸れて皮膚トラブルやにおいの原因になるだけでなく、毛がもつれて毛玉ができやすくなります。サロンでは、業務用のドライヤーを使って、毛を一本一本伸ばしながら根元までしっかり乾かしています。これをお家で再現するのは、なかなか大変です。
爪切り:深爪と出血
ワンちゃんの爪の中には、血管と神経が通っています。黒い爪の子は血管の位置が見えにくく、切りすぎると出血して強い痛みを感じてしまいます。一度痛い思いをすると、足を触られること自体を嫌がるようになり、その後のケアがさらに難しくなってしまうこともあります。
耳掃除:奥まで触りすぎてしまう
耳の汚れが気になって、綿棒で奥まで掃除してしまうのはよくある失敗です。ワンちゃんの耳の中はデリケートで、こすりすぎると傷ついたり、汚れを奥に押し込んでしまったりすることがあります。
カット:ハサミでのケガ
目のまわりや足裏の毛をお家でカットしようとして、ワンちゃんが急に動いてケガをしてしまうケースもあります。ハサミやバリカンは、慣れていないと思わぬ事故につながります。
毎月通っていれば、お家ケアはブラッシングだけでOK
SKIPPYでは、毎月サロンに通っていただいている場合、お家でのケアは基本的にブラッシングだけで十分だとお伝えしています。
シャンプー、爪切り、耳掃除、足裏やお尻まわりのカットは、サロンで毎月まとめて行います。1か月に1回きちんとお手入れしていれば、お家で無理にシャンプーや爪切りをする必要はありません。むしろ、慣れない方法で行うお家ケアが、ワンちゃんの負担になってしまうこともあります。
飼い主様にお願いしたいのは、毎日のブラッシングで毛玉を防ぐことと、体を触りながら小さな変化に気づいてあげること。この2つだけで、ワンちゃんの健康と可愛さを十分に保つことができます。
正しいブラッシングの方法
用意したい道具
- スリッカーブラシ(毛のもつれをほぐす)
- コーム(とかし残しがないか確認する)
- ピンブラシや獣毛ブラシ(短毛種や仕上げに)
どのブラシが合っているかは、犬種や毛質によって違います。迷ったときは、担当トリマーに「この子にはどのブラシがいいですか?」と聞いてみてください。
ブラッシングの手順
- 毛の流れにそって、根元からやさしくとかす
- 脇の下、耳の後ろ、内もも、しっぽの付け根など、毛玉ができやすい部分を重点的に
- 最後にコームを通して、引っかかるところがないか確認する
- 引っかかる部分は、無理に引っぱらず少しずつほぐす
よくある失敗
スリッカーブラシを強く押し当てると、皮膚をひっかいて赤くなってしまうことがあります。ブラシは手首の力を抜いて、軽く毛の表面をなでるように使うのがコツです。また、毛の表面だけをとかしていると、見た目はきれいでも根元に毛玉が残ってしまいます。最後にコームを根元まで通して確認する習慣をつけましょう。
ブラッシングは「健康チェック」の時間
毎日のブラッシングは、ワンちゃんの体の変化に気づくための大切な時間でもあります。
- 皮膚に赤みやフケ、できものはないか
- 体をかいたり、なめたりしている場所はないか
- 触ると嫌がる場所はないか
- 耳のにおいや汚れに変化はないか
気になることがあれば、次回のトリミングのときにトリマーへお伝えください。必要に応じて、動物病院の受診をおすすめすることもあります。
ブラッシングを嫌がる子には
ブラッシングを嫌がる子は、まずは1回数秒から始めてみてください。背中など嫌がりにくい場所を少しとかして、できたらおやつをあげて褒める。これを繰り返すうちに、「ブラシ=嬉しいこと」と覚えてくれるようになります。どうしても難しい場合は、トリマーに相談していただければ、その子に合った方法を一緒に考えます。
「お家でやれば節約になる」は本当?
お家でシャンプーや爪切りをすれば、サロン代は確かに節約できます。けれど、すすぎ残しや乾かし不足から皮膚トラブルになって動物病院に通うことになったり、深爪で足を触られるのが苦手になってサロンでの施術に時間がかかるようになったりすると、結果的にワンちゃんの負担も費用も大きくなってしまうことがあります。
また、お家でのシャンプーは準備から乾かし終わるまで、1時間以上かかることも珍しくありません。お風呂場でワンちゃんを押さえながら、腰をかがめて作業するのは飼い主様にとっても大変です。その時間を、お散歩や一緒に遊ぶ時間にあてていただくほうが、ワンちゃんにとっても嬉しいはずです。
間の期間が気になるときは部分ケアを
「1か月待つと、爪が伸びてカチカチ音がする」「目のまわりの毛がすぐ伸びる」という子もいます。そんなときは、無理にお家でケアをせず、サロンの部分ケアを利用してください。SKIPPYでは、爪切りなどのワンポイントのエチケットケアをご用意しています。お散歩のついでに気軽に立ち寄れるので、お家ケアの負担をぐっと減らすことができます。
トリマー
まとめ
お家でのシャンプーや爪切りは、思っている以上に難しく、ワンちゃんの負担になることもあります。毎月サロンに通っていれば、お家ケアはブラッシングだけで大丈夫です。難しいケアはプロに任せて、飼い主様はブラッシングとスキンシップの時間を楽しんでください。
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SKIPPY(スキッピー)は、所沢市北秋津にある開業15年・累計4万頭超の施術実績をもつ専業トリミングサロンです。トリマーとワンちゃんがふたりきりで向き合う個室トリミングと担当トリマー制で、一頭ずつ丁寧にお手入れします。小型犬は最短2時間でお迎えいただけ、12kg以下のワンちゃんはトリミング当日の日中お預かりもコースに含まれています。
- 住所:埼玉県所沢市北秋津357-1(駐車場あり)
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