犬の迎え方の選択肢|ペットショップ・ブリーダー・保護犬、それぞれの特徴と確認したいこと

「犬を迎えたい」と思ったとき、どこから迎えるかは大切な選択のひとつです。ペットショップ、ブリーダー、保護団体など、迎え方にはいくつかの選択肢があり、それぞれに特徴があります。

どの迎え方が正解、ということはありません。大切なのは、それぞれの特徴を知ったうえで、納得して新しい家族を迎えることです。この記事では、代表的な迎え方と、お迎え前に確認しておきたいことをご紹介します。

主な迎え方は4つ

迎え方特徴迎えることが多い年齢
ペットショップいろいろな犬種に会えて、相談しやすい子犬
ブリーダー親犬や育った環境を見られることが多い子犬
保護団体・自治体からの譲渡新しい家族を待つ子を迎えられる成犬が多い(子犬もいる)
知人から譲り受ける親犬や飼い主さんをよく知っているさまざま

ペットショップから迎える

特徴

ペットショップは、身近な場所でいろいろな犬種の子犬に会えるのが魅力です。スタッフにお手入れや飼い方を相談しやすく、グッズも一緒にそろえられます。

一方で、親犬の様子や、子犬が生まれた環境を直接見ることは難しい場合が多いです。

確認しておきたいこと

  • 子犬の生年月日や、親犬についてわかっていること
  • お店での食事やトイレの教え方
  • お迎え後に相談できる窓口があるか
  • 契約の内容と、料金に含まれているもの

犬を販売する事業者には、販売の前に購入者へ対面で説明することが法律で義務づけられています。わからないことは、その場で遠慮なく質問しましょう。

ブリーダーから迎える

特徴

ブリーダーは、特定の犬種を繁殖・飼育している人や事業者です。親犬や兄弟犬、子犬が育った環境を見せてもらえることが多く、その犬種についての知識も豊富です。

親犬の毛質や毛色を見られるのも、大きなメリットです。将来のお手入れのイメージがつかみやすくなります。

人気の犬種や毛色は予約待ちになることもあり、お迎えまでに時間がかかる場合もあります。

見学のときに確認したいこと

  • 飼育環境が清潔に保たれているか
  • 親犬の様子や、毛質・毛色
  • 子犬が人やきょうだいとどんなふうに過ごしているか
  • 質問にていねいに答えてくれるか
  • お迎え後も相談にのってもらえるか

保護団体・自治体から迎える(譲渡)

保護団体からの譲渡の流れ(一般的な例)保護団体からの譲渡の流れ(一般的な例)01申し込みアンケートに記入する02面談実際に会ってお話しする03トライアルお試しで一緒に暮らす04正式な譲渡新しい家族に迎える流れや条件は団体によって異なります

特徴

さまざまな事情で新しい家族を待っている子を、保護団体や自治体の施設から譲り受ける方法です。成犬が多いですが、子犬やシニア犬もいます。

成犬の場合は、体の大きさや毛質がすでにわかっているのも特徴です。預かりボランティアさんのもとで暮らしている子なら、家庭での過ごし方や、お手入れのときの様子をくわしく教えてもらえることもあります。

譲渡の流れと条件

団体によって異なりますが、一般的には次のような流れです。

  1. 申し込み・アンケート
  2. 面談や、実際に会う機会
  3. トライアル(お試しで一緒に暮らす期間)
  4. 正式な譲渡

譲渡には、住まいの環境、家族構成、留守にする時間などの条件が設けられていることがあります。その子にとって最後の家族になるための大切な確認なので、よく読んでおきましょう。譲渡費用に何が含まれているかも、あわせて確認しておくと安心です。

保護犬を迎えた後のはじめてのトリミングについては、「保護犬・成犬をお迎えしたら」でご紹介しています。

知人から譲り受ける

知り合いの家で生まれた子犬や、事情があって飼えなくなった犬を譲り受ける方法もあります。親犬やこれまでの暮らしぶりをよく知っているのが安心です。

知り合いだからこそ、「なんとなく」で譲り受けないようにしましょう。これまでの食事やお手入れの内容、苦手なことなどを聞いておき、登録などの手続きも忘れずに行いましょう。手続きについては「犬を迎えたら必要な手続き」をご覧ください。

子犬と成犬、どちらを迎える?

迎え方とあわせて考えておきたいのが、子犬と成犬のどちらを迎えるかです。

子犬成犬
体の大きさ・毛質成長してみないとわからないこともすでにわかっている
お世話の手間トイレや留守番など、一から教えることが多い生活のリズムがある程度できていることも
サロンへの慣れ小さいころから少しずつ慣らせるこれまでの経験によってさまざま

子犬は、成長をそばで見守れるのが大きな喜びです。成犬は、お迎えした日からその子らしさを知ることができます。ご家族の暮らし方や、お世話にかけられる時間を考えて選びましょう。

どの迎え方でも確認しておきたいこと

  • これまでの食事:フードの種類と、与える量・回数
  • トイレの習慣:使っていたシーツの種類や場所
  • お手入れの経験:シャンプーやトリミングをしたことがあるか
  • 苦手なこと・好きなこと:触られるのが苦手な場所、好きな遊びなど
  • 書類や登録の情報:マイクロチップの情報や、必要な手続き

お手入れの経験は、お迎え後にトリミングサロンを利用するときにも役立ちます。聞いたことはメモに残しておきましょう。

お迎えの日までの流れ

どの迎え方を選んだ場合も、お迎えの日まではおおむね次のような流れになります。

時期やること
迎えると決めたら家族で話し合い、住まいの条件や費用を確認する
候補が見つかったら実際に会いに行き、質問したいことを聞く
お迎えが決まったらグッズをそろえ、お部屋を整える
お迎えの1週間前サークルを設置し、フードやトイレ用品を確認する
お迎え当日キャリーで迎えに行き、静かに過ごす
お迎えから30日以内登録などの手続きをする

グッズの準備は「お迎え前にそろえたいグッズチェックリスト」、お部屋の準備は「犬を迎える前のお部屋づくり」でご紹介しています。

お迎え当日と最初の1週間

新しい家に来たばかりの犬は、知らないにおいや音に囲まれて、緊張しています。うれしくてついたくさん構いたくなりますが、最初のうちはゆっくり休める時間を大切にしましょう。

  • お迎え当日は、来客を呼ばず静かに過ごす
  • 寝ているときは起こさずに、そっとしておく
  • 家族の紹介は、ひとりずつゆっくり
  • シャンプーは、環境に慣れてからにする

最初の1週間は、食事やトイレ、寝る時間など、暮らしのリズムをつくることを優先します。お家に慣れてきたら、ブラッシングや体を触られる練習を少しずつ始めていきましょう。こうした習慣が、のちのトリミングデビューをスムーズにしてくれます。

よくあるご質問

保護犬は初めて犬を飼う人でも迎えられますか?

団体やその子によって条件はさまざまです。初めての方にも合いそうな子を紹介してくれる団体もあるので、まずは相談してみましょう。

子犬の毛質は、大人になっても同じですか?

成長とともに毛質や毛色が変わる子もいます。親犬の毛質を確認できると、将来のイメージがつかみやすくなります。

お迎えする子は、どうやって決めればいいですか?

見た目だけでなく、体の大きさ、お手入れの手間、ご家族の暮らし方との相性も考えてみましょう。「暮らしに合う犬の選び方」も参考にしてみてください。

SKIPPY
スタッフ
スタッフからのひとことお迎えした子のこれまでのお手入れの経験を教えていただけると、はじめてのトリミングもスムーズに進められます。

まとめ

犬の迎え方には、ペットショップ、ブリーダー、保護団体・自治体からの譲渡、知人から譲り受けるなどの選択肢があります。どの迎え方でも、これまでの食事やトイレ、お手入れの経験などを聞いておくことが大切です。それぞれの特徴を知ったうえで、納得して新しい家族を迎えてください。

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