「動いて大変だったから」で料金が上がる?時間延長の基準が明確なサロンが良心的な理由

「お迎えに行ったら、『今日はずっと動いていて大変でした』と言われて、いつもより高い金額を請求された」「追加料金の理由を聞いても、はっきりした説明がなかった」。トリミングサロンの追加料金について、こんな経験をしたことのある飼い主様もいらっしゃるかもしれません。

中には、思っていた金額の2倍近くを請求されたという話を聞くこともあります。愛犬がトリマーさんに迷惑をかけてしまったのかと申し訳なく思う一方で、「本当にその金額が妥当なのだろうか」と、すっきりしない気持ちが残ってしまいますよね。

トリミングで追加料金がかかること自体は、決しておかしなことではありません。大切なのは、その追加料金が「どんな基準で」「いくら」かかるのかが、事前にわかるかどうかです。この記事では、トリミング料金が時間で決まるしくみと、時間延長の基準が明確なサロンが良心的だといえる理由をご紹介します。

トリミングの料金は「時間」でできている

トリミングサロンの料金のもとになっているのは、トリマーがワンちゃん一頭にかける時間です。シャンプー、ドライ、カット、爪切りや耳のケアなど、トリミングは一つひとつ手作業で行います。機械で一度にたくさん仕上げることはできません。

そのため、作業時間が長くなれば、そのぶん人件費がかかります。トリマーが一頭に1時間多くかかれば、その1時間はほかのワンちゃんのトリミングができません。これは、どのサロンでも同じです。

多くのサロンでは、犬種や体の大きさごとに「標準的にかかる時間」を想定して、基本料金を決めています。たとえば「トイ・プードル(標準5kg)のカットコース」の料金は、標準的な体格と毛量のトイ・プードルを、標準的な時間で仕上げることを前提にしています。

標準の時間を超えるとき

毛玉が多かったり、体が基準より大きかったり、動いてしまって作業が進みにくかったりすると、標準の時間では仕上がらないことがあります。そのときにかかる追加の時間をどう料金に反映するのか。そこにサロンの考え方があらわれます。

時間が延びるのはどんなとき?

トリミングの時間が標準より延びる理由は、主に次のようなものです。

毛玉が多いとき

いちばん多いのが、毛玉の処理に時間がかかる場合です。毛玉は、ほぐしたり、皮膚を傷つけないようにていねいに分けたりする必要があり、思った以上に時間がかかります。全身にフェルトのような毛玉ができている場合は、皮膚への負担を最小限に抑えながら、毛と皮膚を分けていく作業が必要になります。

体が大きい、毛の量が多いとき

同じ犬種でも、体が大きければ洗う面積も乾かす時間も増えます。毛の量が多い子も、乾かすのに時間がかかります。

動いてしまうとき

怖がりな子や、まだトリミングに慣れていない子は、作業中に動いてしまうことがあります。ハサミやバリカンを使う作業は、ワンちゃんが動くと危ないので、落ち着くのを待ちながら少しずつ進めることになります。そのぶん、時間がかかります。

特別なカットをご希望のとき

デザイン性の高いカットや、細かい部分までこだわったスタイルは、標準のカットより時間がかかることがあります。

前回のトリミングから時間があいたとき

前回から間隔があくと、毛が伸びたり毛玉ができたりして、仕上がりまでに時間がかかりやすくなります。

「動いて大変だったから」の追加料金、何がもやもやするのか

「動いて大変だった」という説明そのものは、うそではないかもしれません。実際に、動いてしまう子のトリミングは、時間も手間もかかります。それでも飼い主様がもやもやしてしまうのは、次のような理由があるからではないでしょうか。

金額の根拠がわからない

「大変だった」という感覚的な理由では、なぜその金額になるのかがわかりません。いつもより何分長くかかったのか、そのぶんがいくらなのか。根拠がわからないと、納得しにくいものです。

事前に知らされていない

お迎えのときに初めて追加料金を知ると、「最初に教えてくれればよかったのに」と感じます。施術の前や途中で一言あれば、受け止め方はずいぶん変わります。

次回もかかるのかわからない

どんなときに追加料金がかかるのかがわからないと、次回の予約のときも「また高くなるのでは」と不安になってしまいます。

愛犬が悪いように聞こえてしまう

「動いて大変だった」という言い方は、まるで愛犬が悪いことをしたように聞こえてしまうこともあります。けれど、トリミングで緊張して動いてしまうのは、ワンちゃんにとって自然なことです。

時間を基準にした延長料金が良心的な理由

では、どんな追加料金なら納得しやすいのでしょうか。ひとつの答えが、「時間」を基準にした延長料金です。たとえば「標準の時間を超えた場合、30分ごとにいくら」というルールが、料金表に明記されているサロンです。

根拠がはっきりしている

トリミングの料金がそもそも時間でできているのですから、追加料金も時間で決めるのは筋が通っています。「30分延びたから、そのぶんの料金」という説明なら、飼い主様にもわかりやすくなります。

事前に目安がわかる

料金表に「30分ごとにいくら」と書かれていれば、毛玉が多いときなどに、だいたいどのくらいになりそうかを予想できます。お会計のときに驚くことが減ります。

どの子にも同じルールが当てはまる

時間という同じ基準を使うので、その日のトリマーの感覚で金額が変わることがありません。どの子にも公平なルールです。

無理に急がなくてすむ

実は、ここがいちばん大切なポイントかもしれません。延長の時間に対してきちんと料金をいただけるルールがあると、トリマーは時間を気にして急ぐ必要がありません。怖がっている子には落ち着くまで待ち、毛玉はていねいにほぐす。ワンちゃんの安全と負担の少なさを優先できるのです。

反対に、延長しても料金がいただけないとなると、どうしても急いで仕上げようという気持ちが働きやすくなります。時間を基準にした延長料金は、飼い主様にとってわかりやすいだけでなく、ワンちゃんを守るしくみでもあるのです。

あいまいな追加料金時間を基準にした延長料金
理由「大変だった」など感覚的「標準の時間を超えた」など明確
金額の目安事前にはわからない「30分ごと」など料金表でわかる
説明のタイミングお会計のときに初めて知ることも施術の前に説明し、了承を得る
次回の予想しにくいしやすい
ワンちゃんへの影響急いで仕上げようとしがち急がず、安全を優先できる
あいまいな追加料金と、時間を基準にした延長料金の違い

「保定」の料金について

追加料金の中には、「保定(ほてい)」の料金というものもあります。保定とは、トリミング中にワンちゃんが急に動いてけがをしないよう、もう一人のスタッフが体を支えることです。

保定が必要な場合は、トリマーに加えてもう一人のスタッフが同じ時間を使うことになります。そのため、保定の料金を別に設けているサロンもあります。この場合も、「30分ごとにいくら」というように、時間を基準に明記されていれば安心です。

また、はじめて来店するワンちゃんは、保定が必要かどうかがまだわかりません。初回は保定が必要かどうかにかかわらず通常の料金で受けるなど、初めての飼い主様が不安にならない工夫をしているサロンもあります。

動いてしまう子・怖がりな子のためにできること

動いてしまう子や怖がりな子は、無理をさせないことがいちばんです。飼い主様にも、次のようなことができます。

サロンに少しずつ慣れておく

トリミングに慣れていない子は、最初は短い時間のシャンプーなどから始めて、少しずつサロンに慣れていくのがおすすめです。慣れてくると、落ち着いて過ごせる時間が長くなり、作業もスムーズになります。くわしくは「トリミングが苦手な子・怖がりな子に」でご紹介しています。

子犬のうちからサロンデビューを

子犬のうちにサロンに慣れておくと、成長してからのトリミングも楽になります。サロンデビューの時期については「子犬の初めてのトリミングはいつから?」をご覧ください。

苦手なことを事前に伝える

足先を触られるのが苦手、ドライヤーの音が怖いなど、苦手なことを事前に伝えておくと、トリマーも進め方を工夫できます。

同じトリマーに担当してもらう

毎回同じトリマーが担当すると、ワンちゃんはトリマーの顔や声を覚え、トリマーもその子の扱い方がわかってきます。くわしくは「「担当トリマー制」のサロンが安心な理由」をご覧ください。

追加料金を減らすために飼い主様ができること

追加料金の多くは、毛玉と時間の延長によるものです。日ごろのケアで、延長を減らすことができます。

お家でブラッシングをする

毛玉は、ブラッシングでかなり防げます。特に、脇の下や耳の後ろ、足の付け根など、毛玉ができやすい場所をこまめにとかしておくと、トリミングの時間が短くなります。

トリミングの間隔をあけすぎない

前回から時間があくほど、毛玉ができやすくなります。その子に合った間隔で通うと、毛玉が少なく、皮膚への負担も少ない状態を保ちやすくなります。くわしくは「トリミングの頻度はどのくらい?」をご覧ください。

体重や毛の状態を伝える

予約のときに最近の体重や毛の状態を伝えておくと、サロン側も時間を確保して準備できます。思っていたより時間がかかってあわただしくなる、ということを防げます。

希望のスタイルを具体的に伝える

「いつもより短め」「顔まわりは丸く」など、希望のスタイルを具体的に伝えておくと、カットの途中で迷うことが減り、時間も短くなります。写真を見せるのもおすすめです。

SKIPPYの延長料金の考え方

SKIPPYでは、「当日になって金額が変わることのないように」という考えから、料金の内訳を「基本料金」「オプション」「延長料金」の3つだけにしています。

  • 延長料金はかからない子がほとんど:体格が基準を超える場合や、毛玉の処理などで標準の時間を超える場合にいただきます
  • 時間を基準に明記:毛玉の処理などの作業延長は、トリマー1名につき30分ごと。安全のための保定は、保定時間30分ごと。金額はすべて料金表に書いています
  • 必ず事前にご説明:延長料金がかかる場合は、施術の前にご説明し、ご了承をいただいてから進めます
  • はじめての方は通常料金で:はじめてご来店の際は、保定が必要かどうかにかかわらず通常の料金でご案内しています
  • ワンちゃんの安全を優先:攻撃性が強く、安全に施術できない場合は、飼い主様にご報告のうえ、施術を中断したりメニューを変更したりすることがあります

前回のトリミングから60日以上たっていて、毛玉がフェルトのように固まっている場合は、通常より時間をかけて、皮膚への負担を抑えながら作業します。ご予約のときにご相談いただければ、お時間を確保してお受けします。保護犬をお迎えしたばかりのときや、病気などのやむを得ない事情がある場合も、ご予約のときにご相談ください。

くわしい料金はシャンプー・カットのページでご確認いただけます。

追加料金について、上手に確かめる方法

追加料金のことは、聞きにくいと感じる飼い主様も多いと思います。けれど、確かめるタイミングと聞き方を知っておくと、お互いに気持ちよくやりとりできます。

予約のときに聞く

予約の段階で「毛玉が少しあるのですが、延長になりそうですか?」「延長になる場合は、だいたいどのくらいですか?」と聞いておくと、当日のお会計の目安がわかります。この段階では実際の毛の状態を見ていないので、あくまで目安ですが、不安はずいぶん小さくなります。

お預けのときに確かめる

お預けのときには、トリマーが実際に毛の状態を見て、延長が必要かどうかを判断できます。「延長が必要な場合は、施術の前に教えてください」と一言伝えておくと安心です。信頼できるサロンなら、もともとそうしてくれるはずですが、飼い主様から伝えておくと、より確実です。

施術の途中で連絡をもらう

施術を始めてから、毛の下に思った以上の毛玉が見つかることもあります。そんなときにどうするかを決めておくと、あとから気まずくなりません。たとえば、「延長が30分を超えそうなら電話がほしい」「毛玉が多ければ短めのスタイルに変えていい」など、お預けのときに伝えておきましょう。

お会計のときに内訳を見る

お会計のときは、基本料金・オプション・延長料金の内訳を確かめておくと、次回の参考になります。延長料金がかかった場合は、「次回かからないようにするには、どうすればいいですか?」と聞いてみるのもおすすめです。ブラッシングを意識したい場所や、次のトリミングまでの間隔など、その子に合ったアドバイスをもらえます。

「追加料金なし」だけで選ばない

中には、「追加料金は一切いただきません」とうたっているサロンもあります。飼い主様にとってはわかりやすく、安心できる仕組みに見えます。

ただ、トリミングの料金は時間でできているので、時間がかかっても料金が変わらないということは、どこかでその時間を吸収しているということでもあります。たとえば、基本料金をもともと高めに設定している場合もあれば、時間内に終わらせるために工夫をしている場合もあるでしょう。どちらが良い悪いではなく、サロンの考え方の違いです。

大切なのは、「追加料金があるかないか」よりも、「料金の決まり方がわかるか」と「ワンちゃんに必要な時間をかけてくれるか」です。毛玉が多い日には、ていねいにほぐす時間が必要です。怖がっている日には、落ち着くのを待つ時間が必要です。その時間をきちんとかけてくれて、そのぶんの料金をはっきり説明してくれるサロンなら、安心して任せられます。

トリマーが「時間」を大切にする理由

トリマーにとって、時間は料金の根拠であると同時に、ワンちゃんの安全を守るためのものでもあります。

ハサミやバリカンを使う作業は、急いでいるときほど、思わぬけがにつながりやすくなります。毛玉を無理に引っ張ってほぐそうとすれば、皮膚に負担がかかります。延長の時間と料金のルールがはっきりしていることは、トリマーが「必要なだけ時間をかけていい」と判断できる、ということでもあります。

「時間がかかった分の料金」は、ワンちゃんの体を守るために使われた時間の料金です。そう考えると、時間を基準にした延長料金は、飼い主様にとっても納得しやすいものになるのではないでしょうか。

よくあるご質問

動いてしまう子は、毎回追加料金がかかりますか?

サロンによって異なります。SKIPPYでは、安全のために保定が必要な場合に、保定時間30分ごとの料金をいただいていますが、はじめてのご来店時は通常の料金でご案内しています。サロンに慣れて落ち着いて過ごせるようになると、保定が必要なくなる子も多くいます。

追加料金がかかるかどうか、予約のときにわかりますか?

体重や毛の状態を事前に教えていただければ、目安をお伝えできます。毛玉の量などは実際に見てみないとわからないこともあるので、当日の施術前に確認し、延長が必要な場合はご説明します。

延長料金がかかるなら、短めに仕上げてもらうことはできますか?

はい、ご相談ください。たとえば毛玉が多い場合、短めのスタイルにすることで、毛玉をほぐす時間を減らせることもあります。ワンちゃんの負担と仕上がりのバランスを見ながら、一緒に考えます。

追加料金の説明がなかった場合は?

どのサロンでも、お会計の金額がわからない場合は、遠慮せずに内訳を聞いてみましょう。ていねいに説明してくれるかどうかも、信頼できるサロンかどうかの手がかりになります。

SKIPPY
スタッフ
スタッフからのひとことトリミング中に動いてしまうのは、その子が悪いのではなく、緊張しているからです。私たちは、その子が落ち着くまで待ちながら、安全に進めることを大切にしています。だからこそ、時間がかかったときの料金は、あいまいにせず、はじめからはっきりお伝えするようにしています。「うちの子は大丈夫かな」と思ったら、ご予約のときに気軽にご相談ください。

まとめ

トリミングの料金は、トリマーがワンちゃん一頭にかける時間でできています。毛玉や体の大きさ、動いてしまうことなどで時間が延びれば、追加料金がかかるのは自然なことです。大切なのは、その追加料金の基準がはっきりしていて、事前に説明があるかどうか。時間を基準にした延長料金が明記されているサロンは、飼い主様にとってわかりやすいだけでなく、トリマーが急がずにワンちゃんの安全を優先できる、良心的なサロンだといえます。日ごろのブラッシングや、間隔をあけすぎないトリミングで、延長を減らすこともできます。

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所沢・東村山でトリミングサロンをお探しなら SKIPPYへ

SKIPPY(スキッピー)は、所沢市北秋津にある、開業15年・累計4万頭超の施術実績を持つ美容に特化した専業トリミングサロンです。トリマーと2人だけの個室で一頭ずつ向き合い、担当トリマー制で、その子の性格や毛質に合わせて仕上げます。料金は犬種ごとの基本料金を明記し、追加料金がかかる場合は事前にご説明して、ご了承をいただいてから施術します。

  • 住所:埼玉県所沢市北秋津357-1(駐車場あり)
  • 電話受付:10時〜19時(年中無休)TEL 050-1794-3246
  • ご予約:LINEから24時間受付
  • 12kg以下のワンちゃんは、トリミング当日の日中お預かりがコースに含まれています

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