シニア犬のトリミングは、若いころと同じようにはいかないこともあります。SKIPPYでは年齢でお断りすることはありませんが、その前提として、飼い主様にリスクをご理解いただくことを大切にしています。
「リスクがあります」とだけ言われても、何がどう危ないのか分からなければ不安になりますよね。この記事では、シニア犬のトリミングで起こりうるリスクと、安全に進めるために事前に確認しておきたいことを、正直にお伝えします。
この記事でわかること
- シニア犬のトリミングで起こりうる主なリスク
- 事前に確認したい5つのこと
- リスクを減らすために、お家でできること
シニア犬のトリミングで起こりうる主なリスク

心臓や呼吸への負担
シャンプーやドライヤー、慣れない場所での緊張は、心臓や呼吸に負担をかけることがあります。心臓の病気がある子や、短頭種(パグやシーズーなど)の子は、特に注意が必要です。
足腰への負担
カットのあいだは、ある程度の時間、立った姿勢を保つ必要があります。関節や筋力が衰えた子にとっては、それ自体が負担になります。
体温の変化
シニア犬は体温を調節する力が弱くなりがちです。シャンプーのあとに体が冷えたり、ドライヤーで体が温まりすぎたりしないよう、細かな配慮が必要です。
皮膚のけが
年齢を重ねると皮膚が薄くなり、イボやしこりもできやすくなります。バリカンやはさみが当たったときに、若いころより傷つきやすくなります。
持病の悪化や発作
てんかんなどの持病がある子は、ストレスや興奮がきっかけで発作が起こることがあります。また、目や耳が衰えていると、急に触られて驚いてしまうこともあります。
事前に確認したい5つのこと

1.持病と、飲んでいるお薬
心臓病、てんかん、関節の病気、皮膚の病気など、持病があれば必ずお知らせください。お薬の名前や、飲む時間も分かると安心です。
2.かかりつけの獣医師の意見
持病がある場合は、トリミングやシャンプーをしてもよいか、気をつけることはないかを、事前にかかりつけの獣医師に相談しておくと安心です。
3.最近の体調の変化
食欲、元気、歩き方、せき、呼吸の様子など、最近いつもと違うところがないかを確認しましょう。少しでも不安があれば、日程を変えることも大切な判断です。
4.苦手なことや、痛がる場所
「後ろ足を触ると嫌がる」「首を上げると苦しそう」など、日ごろの様子を教えてください。施術の姿勢や順番を工夫するヒントになります。
5.当日の連絡先
万が一のときにすぐ連絡が取れるよう、当日つながりやすい連絡先を伝えておきましょう。
こんなときは、日程を変えましょう
次のような様子があるときは、無理をせず、トリミングの日程を変えることをおすすめします。
- 食欲や元気がない
- 下痢や嘔吐がある
- せきが出る、呼吸が苦しそう
- 最近、発作が起きた
- ワクチン接種や手術の直後
「せっかく予約したから」と無理をするよりも、体調が整ってからのほうが、ワンちゃんにとって安全です。ご予約の変更は、LINEでお気軽にご連絡ください。
SKIPPYでの進め方
SKIPPYでは、シニア犬のトリミングを次のように進めています。
- こまめに休憩をはさみながら、その子のペースで進めます
- 体調を見て、途中でやめたり、部分的なケアに切り替えたりします
- 施術中に体調が急に変わったときは、すぐに飼い主様へご連絡し、必要に応じて動物病院の受診をご案内します
「今日は顔まわりとお尻まわりだけ」「シャンプーはやめて爪切りと足裏だけ」など、その日の体調に合わせてできることを選べます。
若いころより時間がかかることもあります
休憩をはさみながら進めるため、シニア犬のトリミングは、若いころより時間がかかることがあります。お迎えの時間には余裕をもたせていただけると安心です。
12kg以下のワンちゃんは、トリミング当日の日中お預かりがコースに含まれています。施術が終わったあとも、お店で静かに休みながらお迎えを待つことができます。
リスクを減らすために、お家でできること

- 毎日のブラッシング:毛玉を防いでおくと、サロンでの施術時間を短くでき、体への負担が減ります。
- 間隔をあけすぎない:毛が伸びすぎる前に整えるほうが、1回あたりの時間が短く済みます。
- 体に触れることに慣らしておく:足先や顔まわりを触られることに慣れていると、施術がスムーズです。
- 当日はゆったりしたスケジュールで:お迎えの時間に余裕をもたせ、帰宅後はゆっくり休ませましょう。
トリミング後にも気をつけたいこと
シニア犬は、トリミングのあとに疲れが出やすくなります。帰宅後は静かな場所でゆっくり休ませ、お水をいつでも飲めるようにしておきましょう。ぐったりした状態が続く、食欲がない、呼吸が荒いなどの様子があれば、早めに動物病院へ相談してください。詳しくは「トリミング後に元気がない・かゆがるのはなぜ?」でご紹介しています。
「リスクがあるからやめる」ではなく「リスクを知って備える」
リスクを知ると、「それならトリミングはやめたほうがいいのでは」と感じる方もいるかもしれません。けれど、毛玉や伸びすぎた毛を放っておくことも、シニア犬にとっては別のリスクになります。
大切なのは、リスクを正しく知ったうえで、その子にとっていちばん負担の少ない方法を選ぶことです。SKIPPYでは担当トリマーが飼い主様と相談しながら、その子に合ったトリミングの形を一緒に考えます。
SKIPPYのシニア犬への考え方は、「高齢犬は何歳までトリミングできる?」でもご紹介しています。
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