失敗しない!トリマーへの上手なオーダー方法|理想のカットを伝える5つのコツ

「短めでお願いします」と伝えたのに、お迎えに行ったら想像以上に短くてびっくり……。そんな経験はありませんか?

実は、カットのイメージのズレは、トリマーの技術だけでなく「伝え方」から生まれることが少なくありません。「短め」「さっぱり」「かわいく」といった言葉は、人によって思い浮かべる長さや形がまったく違うからです。

この記事では、トリミングサロンで理想のスタイルに近づけるための、上手なオーダー方法をご紹介します。

この記事でわかること

  • カットのイメージがズレてしまう理由
  • 理想のスタイルを伝える5つのコツ
  • ご来店前に使える「オーダーメモ」

なぜイメージのズレが起こるの?

「短めでお願いします」という言葉でも、飼い主様は2cmくらい、トリマーは5mmくらいと受け取ることがあるという図解

たとえば「短め」という言葉。飼い主様は「今より少し短く、2cmくらい」のつもりでも、「地肌に近い5mm程度」と受け取られてしまうことがあります。また「全体を短く」と伝えた場合も、顔や耳まで短くするのか、体だけなのかによって仕上がりは大きく変わります。

ズレを防ぐポイントは、「どこを」「どのくらい」「どんな形に」を具体的に伝えること。次の5つのコツを意識するだけで、仕上がりの満足度はぐっと上がります。

理想のカットを伝える5つのコツ

コツ1.部位ごとに分けて伝える

「全体的に」ではなく、頭・耳・口まわり・体・足・しっぽと、パーツごとに希望を伝えましょう。部位の呼び方を知っておくと、トリマーとの会話がとてもスムーズになります。

たとえば「顔はまるく、体は短めに」のように、顔と体を分けて伝えるだけでも、仕上がりのズレはぐっと減ります。

犬のイラストで示した部位の名前:頭(トップ)、耳、口まわり(マズル)、体(ボディ)、しっぽ、お尻まわり、足まわり

コツ2.長さは「残す長さ」を数字で伝える

「○cm切ってください」よりも、「体は1cmくらい残してください」と、仕上がりの長さで伝えるのがおすすめです。今の毛の長さは日によって違うため、「切る長さ」だと仕上がりがぶれやすいのです。数字が分かりにくい場合は、「指1本分くらい」「今の半分くらい」といった伝え方でも大丈夫です。

3mm前後から3cm以上まで、仕上がりの長さごとの見た目とお手入れの目安

オーダーの例

「頭と顔はまるく、今と同じくらいの長さで。体は1cmくらい残して、足まわりは短めに。耳は長さを残して、裾をそろえるだけでお願いします」

このように部位と長さをセットで伝えると、トリマーは仕上がりをはっきりイメージできます。

コツ3.写真は「正面・横・後ろ」をそろえる

イメージ写真はとても有効ですが、正面の写真だけでは、横から見たボリュームや後ろ姿が分かりません。できれば角度違いで2〜3枚あると安心です。また、同じ犬種・似た毛質の子の写真を選ぶと、仕上がりのイメージが近くなります。

気に入ったカットに仕上がった日は、お迎え直後に愛犬の写真を撮っておきましょう。次回のオーダーにそのまま使えて便利です。

初めてのサロンでは、「いつものカットで」という伝え方は通じません。前のサロンでのカット直後の写真があれば、それがいちばんの説明書になります。

コツ4.「困りごと」や「暮らし方」も伝える

「目に毛が入るのが気になる」「耳の後ろがすぐ毛玉になる」「散歩で足まわりが汚れやすい」など、日常の困りごとはスタイルを決める大切なヒントです。旅行や家族写真の撮影、お誕生日などの予定もぜひ教えてください。トリマーが暮らしに合わせた長さや形をご提案できます。

また、大きくスタイルを変えたいときは、ご予約の際にひと言添えていただけると安心です。施術時間に余裕をもって準備でき、当日のカウンセリングもじっくり行えます。

コツ5.「これだけは避けたい」も伝える

「耳の毛は短くしないでほしい」「口ひげは残したい」「しっぽは丸くしないで」など、NGポイントを伝えておくことも大切です。やってほしいことと同じくらい、やってほしくないことが仕上がりの満足度を左右します。

オーダーメモを使ってみましょう

伝えたいことを当日の受付で思い出すのは、意外と難しいもの。下の「オーダーメモ」をスマートフォンに保存して、ご来店前に書き込んでおくのがおすすめです。受付でそのまま見せていただければ、カウンセリングがスムーズに進みます。

部位ごとの長さ、イメージ写真、困っていること、避けたいこと、予定を書き込めるトリミングのオーダーメモ

イメージ通りにならないこともあります

次のような場合は、ご希望のスタイルに仕上げられないことがあります。

  • 毛玉が多いとき:皮膚への負担を避けるため、毛玉の部分は短くする必要があります。
  • 毛の長さが足りないとき:伸ばしたいスタイルは、数回のトリミングをかけて少しずつ近づけていきます。
  • 苦手な部位があるとき:ワンちゃんの安全を最優先し、無理のない範囲で仕上げます。

こうした場合も、カウンセリングの段階で理由と代わりのご提案をお伝えしますので、ご安心ください。

仕上がり後の「ひと言」が、次のカットをもっと良くします

お迎えのときは、目元の視界がすっきりしているか、耳や足先の長さ、左右のバランスなどをチェックしてみましょう。気になる点があれば、その場で遠慮なくお伝えください。また、1〜2週間たってから感じた「目に毛が入りやすかった」「この長さはお手入れしやすかった」といった感想も、次回のオーダーで教えていただくと、スタイルがどんどんその子に合ったものになっていきます。

SKIPPYのカウンセリング

SKIPPYでは担当トリマーがカウンセリングから仕上げまでを担当し、これまでのカットスタイルを記録しています。仕上がりにご満足いただけない場合は全額返金する「満足保証」もご用意していますので、どんなご要望もお気軽にご相談ください。

上手なオーダーは、決して難しいものではありません。「どこを」「どのくらい」「どんな形に」を意識して、気になることは何でも話してみてください。飼い主様とトリマーが一緒にイメージを作っていくことが、理想のスタイルへのいちばんの近道です。

犬種ごとの人気スタイルは、「【犬種別】トリミングのカットスタイル図鑑」でご紹介しています。スタイル選びの参考にどうぞ。

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