家族で決めておきたい「わが家のルール」|お世話の分担と、犬との暮らしの約束ごと

「犬を飼いたい!」と家族みんなの気持ちがそろったら、お迎えの準備の始まりです。グッズやお部屋の準備と並んで、実はとても大切なのが「家族のルールづくり」です。

「ごはんは誰があげる?」「ソファに上がっていい?」「『おすわり』と『すわれ』、どっちで言う?」。こうした小さなことが家族の中でバラバラだと、犬は何が正しいのかわからずに戸惑ってしまいます。また、お世話が誰かひとりに偏ってしまうこともあります。

この記事では、犬を迎える前に家族で決めておきたいルールをご紹介します。最後には、そのまま使えるルール表も用意しました。

なぜルールを「先に」決めておくのか

ルールを先に決めておく3つの理由ルールを先に決めておく3つの理由1犬が迷わない家族の対応がそろうと安心できる2偏らない担当を決めるとお世話を続けやすい3けんか予防小さな行き違いを減らせる

犬が戸惑わないために

犬は、繰り返しの中で暮らしのルールを覚えていきます。お父さんはソファに上げてくれるけれど、お母さんには叱られる、という状態だと、犬はどうすればいいのかわかりません。家族の対応がそろっているほど、犬は安心して暮らせます。

お世話が偏らないために

最初は「みんなでお世話しよう」と話していても、気づけば誰かひとりの負担が大きくなっていた、というのはよくあることです。役割を先に決めておくと、お世話が続けやすくなります。

家族のけんかを防ぐために

「ごはん、もうあげた?」「ゲートを開けっ放しにしたのは誰?」。ルールがあいまいだと、小さな行き違いが家族のけんかの原因になることもあります。先に決めて共有しておけば、そうした行き違いも減らせます。

ルール1:お世話の分担を決める

まずは、毎日のお世話を書き出して、担当を決めましょう。

お世話頻度担当ポイント
ごはん1日2〜3回(  )あげたら記録して、二重にあげない
水の交換1日1〜2回(  )食器も一緒に洗う
トイレの片づけその都度(  )気づいた人が片づけるルールも便利
朝のお散歩毎日(  )平日と休日で分けるのもあり
夕方のお散歩毎日(  )帰宅時間に合わせて
ブラッシング毎日〜数日おき(  )ゆったりできる時間に
お散歩後の足先拭きお散歩のたび(  )お散歩に行った人が担当
トリミングの予約・送迎月1回〜数か月に1回(  )次回の予約も忘れずに
お部屋の掃除毎日(  )抜け毛が多い時期はこまめに

担当が決まったら、カレンダーやホワイトボード、家族で共有できるアプリなどで、誰が何をしたかを「見える化」しておくと便利です。特にごはんは、あげたかどうかがわからないと、あげすぎやあげ忘れの原因になります。

ルール2:呼びかけの言葉をそろえる

犬に伝える言葉は、家族で統一しておきましょう。同じ動作でも、人によって言葉が違うと、犬は覚えにくくなってしまいます。

伝えたいことわが家の言葉(例)
名前(呼び方をひとつに決める)
座ってほしい「おすわり」
その場で待ってほしい「まて」
こちらに来てほしい「おいで」
よくできた「いい子」
やめてほしい「だめ」「いけない」のどちらかに

名前も、「モカ」「モカちゃん」「モッカー」のように呼び方が増えすぎないよう、はじめのうちはひとつにそろえておくと覚えやすくなります。決めた言葉は紙に書いて、冷蔵庫など家族の目につく場所に貼っておきましょう。

ルール3:入っていい場所・いけない場所

お家の中で、犬が自由に過ごせる場所と、入ってほしくない場所を決めておきましょう。

  • キッチンには入らない
  • 寝室には入っていい?一緒に寝る?
  • ソファやベッドに上がっていい?
  • 2階や階段には行かない

どれが正解ということはありませんが、大切なのは家族みんなが同じ対応をすることです。一度許したことをあとから禁止にするのは、犬にとってもわかりにくいものです。お迎えする前に決めておくのがおすすめです。お部屋の区切り方は「犬を迎える前のお部屋づくり」でご紹介しています。

ルール4:食卓とおやつのルール

犬が食卓のそばで欲しそうに見つめていると、つい「少しだけ」と分けたくなるものです。けれど、家族それぞれが「少しだけ」を繰り返すと、食事のたびに欲しがる習慣がついてしまいます。人の食べ物の中には、犬に与えてはいけないものもあります。

  • 人の食事中は、欲しがっても与えない
  • おやつをあげるのは、しつけのごほうびや決まった時間だけ
  • 1日にあげるおやつの量を決めて、家族で共有する

ルール5:留守番と外出のルール

家族の出入りが多いと、ゲートや玄関の開け閉めがおろそかになりがちです。

  • ゲートやサークルの扉は、開けたら必ず閉める
  • 玄関を開けるときは、犬がどこにいるかを確認する
  • 最後に家を出る人が、水・トイレ・室温を確認する
  • 留守番の時間が長くなる日は、事前に家族で共有する

ルール6:子どもとの約束

お子さんがいるご家庭では、犬との接し方を具体的な約束にして伝えておきましょう。

  • 寝ているときやごはんのときは、そっとしておく
  • 抱っこするときは、座ったままで
  • しっぽや耳を引っぱらない
  • お散歩は大人と一緒に行く
  • 犬が嫌がっているときは、無理に触らない

お子さんにもできるお世話(水の交換やおもちゃの片づけなど)を任せると、「自分も家族の一員としてお世話している」という気持ちが育ちます。

ルール7:お金のこと

フードやペットシーツ、トリミング代など、犬にかかる費用を誰がどう負担するかも決めておきましょう。犬用の予算を毎月分けておくと、年に数回の出費にも対応しやすくなります。費用の考え方は「犬を飼うのにかかる費用」でご紹介しています。

ルール8:もしものときの備え

家族の入院や出張、急な用事などで、いつものお世話ができなくなることもあります。そんなときに備えて、次のことを決めておくと安心です。

  • お世話を代わってくれる人(親族、知人など)
  • 預け先(ペットホテル、日中預かりなど)
  • よく利用するお店や施設の連絡先リスト

連絡先リストには、かかりつけの動物病院、トリミングサロン、ペットホテルなどをまとめておきましょう。預け先の選び方は「留守や旅行のときの預け先」でご紹介しています。

ルールは「家族会議」で見直す

一度決めたルールも、犬の成長や家族の生活の変化に合わせて見直していきましょう。子犬のころはサークル中心だった子も、成長すると過ごせる場所が広がっていきます。家族の入学や就職、転勤などで、お世話の分担を変える必要が出てくることもあります。

月に一度など、「最近の様子はどう?」「困っていることはない?」と家族で話す時間をつくると、ルールを無理なく続けられます。

わが家のルール表(チェックリスト)

  • お世話の担当を決めた
  • お世話の記録方法(カレンダー・アプリなど)を決めた
  • 呼びかけの言葉をそろえた
  • 入っていい場所・いけない場所を決めた
  • ソファやベッドのルールを決めた
  • 食卓とおやつのルールを決めた
  • ゲートと玄関のルールを決めた
  • 子どもとの約束を伝えた
  • 費用の負担を決めた
  • もしものときの預け先と連絡先リストを用意した

よくあるご質問

子どもが「自分がお世話する」と言っています。

その気持ちはとても大切です。ただ、学校や習い事で忙しくなることもあるので、お世話の最終的な責任は大人がもつことを前提にしておきましょう。そのうえで、お子さんにできるお世話を少しずつ任せていくのがおすすめです。

家族で意見が分かれたときは?

「犬にとってわかりやすいのはどちらか」という視点で考えてみると、決めやすくなります。迷ったときは、まずはシンプルなルールから始めて、実際に暮らしながら調整していけば大丈夫です。

一人暮らしの場合もルールは必要ですか?

一人暮らしでも、「もしものときに誰にお願いするか」と、その人に伝えるための「お世話メモ」は用意しておきましょう。ごはんの量や苦手なこと、よく利用するお店などをまとめておくと安心です。

SKIPPY
スタッフ
スタッフからのひとこと担当トリマー制なので、ご家族のどなたがお預けに来られても大丈夫です。送り迎えも、家族で分担しやすいお世話のひとつです。

まとめ

犬を迎える前に、お世話の分担、呼びかけの言葉、入っていい場所、食卓や留守番のルールなどを家族で決めておくと、犬も家族も安心して暮らせます。ルール表を使って話し合い、暮らしの変化に合わせて家族会議で見直していきましょう。

関連記事

所沢・東村山でトリミングサロンをお探しなら SKIPPYへ

トリミングの予約や送り迎えも、家族で分担できるお世話のひとつです。SKIPPYは担当トリマー制なので、ご家族のどなたがお預けに来られても、前回の仕上がりやその子の様子をふまえてお手入れできます。トリミング当日、体重12kg以下のワンちゃんは日中のお預かりも無料ですので、朝預ける人と夕方お迎えに来る人を分けることもできます。

  • 住所:埼玉県所沢市北秋津357-1(駐車場あり)
  • 電話受付:10時〜19時(年中無休)TEL 050-1794-3246
  • ネット予約:LINEから24時間受付

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP