「ブラシを手に取っただけで、逃げていってしまう」「とかそうとすると、体をよじって嫌がる」。お家でのブラッシングで、こんなお悩みはありませんか。
ブラッシングは、お家でできるいちばん大切なお手入れです。でも、ワンちゃんが嫌がってしまうと、毎日続けるのはなかなか大変です。
ブラッシングを嫌がる子も、進め方を工夫することで、少しずつ慣れていけることがあります。この記事では、ブラッシングを嫌がる理由と、好きになってもらうためのコツをご紹介します。
ブラッシングを嫌がる理由
ブラッシングを嫌がるのには、その子なりの理由があります。
- 痛かった経験がある:毛玉を引っ張られたり、ブラシが強く当たったりした経験があると、ブラシを見るだけで身構えてしまうことがあります
- 押さえられるのが苦手:体を押さえられたり、動けなくされたりするのが苦手な子もいます
- 触られるのが苦手な場所がある:足先やしっぽ、お腹など、触られるのが苦手な場所がある子もいます
- 時間が長くて飽きてしまう:一度に長い時間をかけると、じっとしているのがつらくなってしまいます
- ブラシが毛質に合っていない:毛質に合わないブラシだと、引っかかったり当たりが強かったりして、嫌がることがあります
まずは触られることに慣れる
ブラッシングを嫌がる子は、まずブラシを使わずに、手で体に触られることに慣れるところから始めてみましょう。
好きな場所から触る
背中や胸など、その子が触られるのが好きな場所から、やさしくなでてあげましょう。「触られると気持ちいい」と感じてもらうことが、ブラッシングへの第一歩です。
苦手な場所は少しずつ
足先やしっぽなど、苦手な場所は、一瞬だけ触って、すぐにほめてあげる、ということをくり返しましょう。少しずつ触る時間を長くしていきます。
ブラシにも慣れる
ブラシを見せたり、においを嗅がせたりして、ブラシが怖いものではないと教えてあげましょう。ブラシの背中でやさしくなでるところから始めるのもよい方法です。
ブラッシングを好きになってもらうコツ
リラックスしているときに
遊んでいるときや、興奮しているときは、ブラッシングに向いていません。お散歩のあとなど、ワンちゃんが落ち着いてリラックスしているときに始めましょう。
短い時間から
はじめは、数十秒でも大丈夫です。嫌がる前に終わらせて、「ブラッシングはすぐ終わる」と覚えてもらいましょう。少しずつ時間を長くしていきます。
たくさんほめる
ブラッシングのあいだは、やさしく声をかけて、たくさんほめてあげましょう。じっとできたら、ごほうびをあげるのもよい方法です。「ブラッシングをするといいことがある」と覚えてくれると、少しずつ楽しみにしてくれるようになります。
毛質に合ったブラシを
毛質に合ったブラシを使うと、引っかかりが少なくなり、ワンちゃんも心地よく過ごせます。ブラシの選び方は「ブラシの種類と選び方」でご紹介しています。
いい気分で終わる
ブラッシングは、ワンちゃんがいい気分のうちに終わらせましょう。最後に好きな場所をなでてあげたり、たくさんほめたりして、楽しい気持ちで終わると、次のブラッシングにもつながります。
| ステップ | すること | ポイント |
|---|---|---|
| 1 | 手で好きな場所をなでる | 「触られると気持ちいい」と感じてもらう |
| 2 | ブラシを見せる・嗅がせる | ブラシが怖くないと教える |
| 3 | 好きな場所をブラシで短い時間 | 嫌がる前に終わらせる |
| 4 | 少しずつ範囲と時間を広げる | 苦手な場所は一瞬だけから |
| 5 | いい気分で終わる | 最後はたくさんほめる |
やってしまいがちなこと
毛玉を無理にほどこうとする
毛玉を無理に引っ張ると、ワンちゃんが痛がって、ブラッシングが苦手になる原因になります。毛玉を見つけたら、無理にほどかず、サロンにご相談ください。
逃げた子を追いかける
逃げた子を追いかけて、無理にブラッシングを続けると、もっと苦手になってしまいます。その日は無理をせず、また次の機会にしましょう。
一度に全部やろうとする
一度に全身をとかそうとすると、時間が長くなって、ワンちゃんが疲れてしまいます。今日は背中、明日は足、というように、分けて進めるのもよい方法です。
サロンとの分担
お家では、まずブラッシングを中心に。でも、嫌がる子の場合は、無理に全部をお家でやろうとしなくて大丈夫です。毛玉のお手入れや、むずかしい部分は、サロンでお手伝いできます。お家では「触られることに慣れる」「好きな場所だけとかす」から始めて、少しずつ範囲を広げていきましょう。
サロンとお家のお手入れの分担については「サロンとお家のお手入れ、上手な分担」でもご紹介しています。トリミングも苦手な子については「トリミングが苦手・怖がりな子に」をご覧ください。
よくあるご質問
どうしても嫌がって、ブラッシングができません
無理をすると、もっと苦手になってしまうことがあります。まずは手で触られることに慣れるところから始めてみてください。ブラッシングができないあいだは、サロンで毛玉ができないようにお手伝いできます。
家族のなかで、特定の人だけ嫌がります
ブラシの使い方や力の入れ方が違うことがあります。ワンちゃんが落ち着いている人のやり方を参考にしてみてください。
ブラッシングのコツを教えてもらえますか?
はい。トリミングのときに、担当トリマーにお気軽にお聞きください。その子の毛質や性格に合ったコツをお伝えします。
スタッフ
まとめ
ブラッシングを嫌がるのには、痛かった経験や、押さえられるのが苦手など、その子なりの理由があります。まずは手で触られることに慣れ、リラックスしているときに、短い時間から、たくさんほめながら進めましょう。毛玉を無理にほどこうとしたり、逃げた子を追いかけたりするのは避けて、むずかしい部分はサロンにまかせてください。その子のペースで、少しずつブラッシングを楽しい時間にしていきましょう。
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