保護犬や、成犬になってからお迎えした子との暮らしは、毎日が新しい発見の連続です。少しずつ心を開いてくれる姿に、うれしさを感じている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
一方で、「これまでどんなお手入れをされてきたのかわからない」「トリミングに連れて行って大丈夫かな」と不安に感じる飼い主さんも少なくありません。
この記事では、保護犬・成犬をお迎えした後の、はじめてのトリミングについてご紹介します。行くタイミングや、サロンに伝えておきたいこと、慣れていくまでのステップを知っておくと、当日を安心して迎えられます。
子犬のサロンデビューとの違い
子犬のトリミングは、まっさらな状態から少しずつ慣らしていくのが基本です。一方、成犬になってからお迎えした子には、これまでの経験があります。
- 以前の暮らしで、定期的にトリミングに通っていた
- トリミングに行ったことがほとんどない
- お手入れで怖い思いをしたことがあるかもしれない
どんな経験をしてきたのかがわからないことも多いため、子犬とは少し違う心づもりで準備しておくと安心です。大切なのは、「わからないことがある」という前提を、飼い主さんとトリマーで共有しておくことです。
子犬のサロンデビューについては「子犬の初めてのトリミングはいつから?」の記事でご紹介しています。
はじめてのトリミングはいつ行く?
まずはお家に慣れることを優先
お迎えしたばかりの子は、新しい環境に慣れるだけで精一杯です。まずは、お家での生活や家族との関係に慣れることを優先しましょう。
お迎えしてから2週間〜1か月ほどたち、お家でリラックスした様子が見られるようになってからが、はじめてのトリミングのひとつの目安です。名前を呼ぶと反応する、お腹を見せて寝る、家族のあとをついてくる、といった様子は、お家に慣れてきたサインです。
毛玉や汚れが気になる場合は早めに相談を
保護されたときの状態によっては、毛玉がたくさんできていたり、汚れが目立ったりすることもあります。毛玉は時間がたつほど固くなり、ほどくのが難しくなります。
このような場合は、お迎えしてすぐでも、まずはサロンに状態を相談してみてください。写真を見てもらいながら、いつ・どんな内容でお手入れするかを一緒に考えられます。毛玉については「愛犬の毛玉はなぜできる?」の記事もご覧ください。
予約のときにサロンに伝えておきたいこと
保護犬や成犬の場合は、わかる範囲で次のような情報を伝えておくと、トリマーも準備がしやすくなります。
| 伝えたいこと | 例 | 伝える理由 |
|---|---|---|
| 犬種・推定年齢・体重 | ミックス、推定5歳、約5kg | コースや料金、時間の目安がわかる |
| お迎えした時期と経緯 | 先月、保護団体から | 環境の変化への配慮ができる |
| 以前のトリミング歴 | 不明、前の家で通っていた | 進め方を考える手がかりになる |
| 触られるのが苦手な場所 | 足先、口元、しっぽ | その部分をゆっくり進められる |
| 苦手な音や物 | ドライヤー、掃除機 | 乾かし方を工夫できる |
| 人やほかの犬への反応 | 男性が少し苦手 | 当日の対応を準備できる |
保護団体からお迎えした場合は、預かりボランティアさんなどから、お手入れのときの様子を聞いておくと参考になります。シャンプーをしたときの様子や、爪切りのときの反応など、小さなことでも役に立ちます。
「わからない」ことは、わからないと伝えていただいて大丈夫です。わからないことを前提に、トリマーが様子を見ながら進めていきます。
また、ワクチンの接種証明書など、サロンによって受付に必要なものがあります。予約のときに確認しておきましょう。SKIPPYの受付条件は「お預かり基準について」でご案内しています。
お家で確かめておきたいこと
予約の前に、お家で少しだけ様子を見ておくと、サロンに伝えられることが増えます。
- なでるついでに、足先や耳、口元にそっと触れてみる
- ブラシを体に当てたときの反応を見る
- 抱っこを嫌がるかどうか
- 大きな音がしたときにどんな様子になるか
嫌がる様子があっても、無理に続ける必要はありません。「ここは苦手そう」とわかるだけでも、トリマーにとっては大切な情報になります。
はじめてのトリミングは「無理をしない」がいちばん
シャンプー中心の短い時間から
はじめてのサロンでは、いきなり全身のカットをするより、シャンプーと基本のお手入れから始めるのもひとつの方法です。短い時間で終わらせて、「サロンは怖くない場所」と感じてもらうことを大切にしましょう。
その日の様子に合わせて内容を変える
当日の様子によっては、予定していた内容をすべて行わず、できるところまでにすることもあります。無理に進めると、次からサロンを怖がってしまうかもしれません。少しずつ、回を重ねて慣れていけば大丈夫です。
毛玉が多い場合は短く整えることも
毛玉がたくさんある場合は、ほどくよりも短く刈ったほうが、愛犬の負担が少なくすむことがあります。思っていたより短い仕上がりになることもありますが、毛はまた伸びてきます。次のトリミングから、少しずつ好きなスタイルに近づけていきましょう。
慣れていくまでのステップ
サロンに慣れるまでの進み方は、その子によって違います。一例として、次のような流れがあります。
- 1回目:シャンプーと基本のお手入れ。サロンの雰囲気やトリマーに慣れることが目標
- 2〜3回目:顔まわりや足まわりなど、部分的なカットを追加
- 慣れてきたら:全身カットで、好きなスタイルにも挑戦
どの段階でも、当日の様子を見て内容を調整します。間隔があきすぎると、せっかく慣れてきたサロンの印象が薄れてしまうこともあるので、はじめのうちはあまり間をあけずに通うのもひとつの方法です。
お家でできる慣らし練習
トリミングに少しずつ慣れてもらうために、お家でもできることがあります。
- 体のいろいろな場所を触る:足先、耳、口元、しっぽなどを、なでるようにやさしく触ります。嫌がったらすぐにやめて、少しずつ慣らしていきます。
- ブラッシングの時間をつくる:短い時間から始めて、終わったらほめたり、おやつをあげたりします。
- ドライヤーの音に慣らす:離れたところで弱い風から始めて、音に少しずつ慣れてもらいます。
お家のケアは、無理のない範囲で、まずはブラッシングを中心に。ご家庭で難しい部分は、サロンでお手伝いできます。
トリミングで見えてくる「その子らしさ」
保護されたときは毛が伸び放題で、顔立ちもよくわからなかった子が、トリミングで整えると驚くほど表情が変わることがあります。
目がぱっちり見えるようになったり、意外な毛色の模様が出てきたり。トリミングは、その子の新しい魅力に出会えるきっかけにもなります。お迎えのあとは、ぜひ写真を残しておいてください。お迎えしたばかりの頃との変化が、大切な記録になります。
当日の送り出しとお迎え
はじめてのトリミングの日は、飼い主さんも緊張するものです。けれど、飼い主さんの不安は愛犬にも伝わりやすいので、送り出すときは「行ってらっしゃい」と明るく、あっさりを心がけましょう。
トリミングの前に軽くお散歩をして、排泄を済ませておくと、サロンでの時間を落ち着いて過ごしやすくなります。
お迎えのときは、トリマーから当日の様子を聞いてみてください。「足先は少し苦手そうでした」「ドライヤーは平気でした」といった情報は、次回の進め方や、お家での慣らし練習のヒントになります。そして、帰ったらたくさんほめてあげてください。
よくあるご質問
保護団体から「トリミングが苦手」と聞いています。
予約のときにそのままお伝えください。どんな場面で苦手そうだったかがわかれば、その部分を後回しにしたり、短い時間で区切ったりと工夫できます。苦手な子への工夫は「トリミングが苦手な子・怖がりな子に」でもご紹介しています。
年齢がわからず、シニアかもしれません。
推定年齢で大丈夫です。シニアの子の場合は、休憩をはさむなど、その子の様子に合わせて進めます。くわしくは「シニア犬のトリミング」をご覧ください。
犬種がわからず、どんなスタイルが似合うか迷います。
ミックス犬の子は、毛質や顔立ちの組み合わせがその子だけのものです。はじめは自然に整えるところから始めて、回を重ねながら似合うスタイルを一緒に探していきましょう。
スタッフ
まとめ
保護犬や成犬のはじめてのトリミングは、まずお家に慣れることを優先し、わかる範囲の情報をサロンに伝えておくことが大切です。シャンプー中心の短い時間から始めて、回を重ねながら少しずつ慣れていけば大丈夫です。トリミングで見えてくるその子の新しい魅力も、ぜひ楽しんでください。
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所沢・東村山でトリミングサロンをお探しなら SKIPPYへ
SKIPPYは担当トリマー制で、一人のトリマーが目の前の一頭に向き合うことを大切にしています。同じトリマーが続けて担当するので、保護犬や成犬の子も、回を重ねるごとにトリマーの顔を覚えて、少しずつ安心してくれるようになります。
お迎えしたばかりの方も、まずはお気軽にご相談ください。わかる範囲のことをお聞きしながら、その子に合ったお手入れの進め方を一緒に考えます。はじめてご利用の方は「はじめての方へ」もご覧ください。
- 住所:埼玉県所沢市北秋津357-1(駐車場あり)
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